今年のノーベル生理学・医学賞の受賞者スウェーデンにあるノーベル賞の選考委員会は10月2日、ことしのノーベル生理学・医学賞に、新型コロナウイルスの「メッセンジャーRNAワクチン」の開発で大きな貢献をした、ハンガリー出身で、アメリカのペンシルベニア大学の研究者、カタリン・カリコ氏と、同じくペンシルベニア大学のドリュー・ワイスマン氏を選びました。
メッセンジャーRNAワクチンについては、これから歴史が評価してくれますので、静かに見守りたいと思います。このワクチンの登場によって、コロナウイルスによる世界の混乱が抑えられたという事実はあります。(いろいろな見方はございますが)
今日は、ノーベル賞のノーベルさんについて書きたいと思います。私は、幼少期にテレビか何かでノーベル賞の事を知りました。子供ながらに、これが世界最高峰の偉業に対する賞なのだと、感じていました。なぜ、幼少期の想いを覚えているかというと、その後、小学生の時「学研」を読んでいて、ノーベル賞を作ったノーベルさんがダイナマイトを発明した人だと知り、衝撃を受けたからです。当時の笹川少年は、世界最高峰の賞とダイナマイトのギャップに、ただただ違和感を覚えただけでした。
ノーベル賞を贈るノーベル財団の設立のいきさつは、ノーベルさんのお兄さんが亡くなったときに、新聞が本人が亡くなったと勘違いして、「死の商人(ノーベルさんのこと)が亡くなった」と報じたことがきっかけと言われています。
この報道の「死の商人」の言葉を見て、ショックを受け、ダイナマイトで得た莫大な財産をノーベル財団の設立に投じるように遺言に残したとの事です。
この時のノーベルさんの気持ちは、「なんか、死んだあとに悪口言われ続けんの嫌だな~」だったのでしょう。さらに、結局財産を投げうったのは死後なんか、と思うと、とても人間くさくて親近感が湧いてきますね。
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